[2023/03/19(Sun) 23:30:00]
YAPC Kyoto 2023にオンライン参加しました. YAPCとはPerlのカンファレンス,技術者向けの発表会的なイベントです. いちおうテーマはPerlですが,Perlだけに限らずIT業界の技術を幅広く取り上げられています.
ブログを書くまでがYAPCとのことで,久しぶりにブログ書きました.
聴講したセッションのメモや簡単な感想.
ここ3年間のPerlのバージョンアップ内容,Perlが互換性を重視,Perl 7の予定
売上と開発環境を同時に改善するために既存のPerl Web アプリケーションをどのようにリプレイスするか
Perlのバージョンアップのために古いバージョンを新しいバージョンでラップして置き換えていく
運用チームのトイル撲滅のためにやっていること.他部署を巻き込む大切さ,成果の共有が大事.
入門 障害対応 「サービス運用はTry::Catchの繰り返しだよ,ワトソン君」
障害対応の技術を習得する方法,開発環境で障害を起こして若手に対応させるなどとは興味深い
あの日ハッカーに憧れた自分が,「ハッカーの呪縛」から解き放たれるまで
技術志向だった技術者が技術だけでなく事業や組織に焦点を当てて成長していく過程
CloudWatchエージェントとCloudWatchで行うアプリケーション監視
AWS ClowdWatchの入門と事例,退屈なことはPerlにやらせようと言えばウケたのに
CGIとかjcode.plとかFTPとか懐かしい,Serverlessがレンタルサーバに回帰しているとの理解が新鮮
DNS権威サービスへのDDoSとハイパフォーマンスなベンチマーカ
DNS水責め攻撃やベンチマークの作り方やGo言語でのパフォーマンスチューニングを習得できた
llsとcachectlから学ぶ,Goでシステムプログラミングをする方法
コマンド作者が作ったコマンドを解説,Go言語でのシステムプログラミングの雰囲気を知れた
全般な感想
Perlは4の頃から使っていましたが,ここ数年は稀にワンライナーを書くくらいです.それでもこのカンファレンスでPerlやその当時にまつわる文化を知ることは役立ちますし,Perl以外の多様な技術を学べて有益でした.
今回は現地に行くか迷った末にオンライン参加にしましたが,過去に参加したYAPCでの人間関係がいまも役立っていたりもしますし,現地のほうが集中しやすかったりもしますので,都合つけて旅行も兼ねてで京都に行ってもよかったかと感じます.
都合で第9セッションまでとしましたが,動画も公開されるでしょうから,他のセッションも見てみます.